美容整形外科での医療の進歩 ①

      2017/04/05

美容整形には、一般的な認識以上に長い歴史があるようです。かなり昔までさかのぼることは可能ですが、しかし、その明確な起源となると、美容整形が一体いつ始まったのかについては、多くの議論があり、確定されてはいないようです。

日本では、一般的には、美容整形も整形も同じような使われ方をしています。しかし、医療業界では、はっきりと分かれているようです。骨折などして整形外科にかかるようになって始めて、整形外科と美容整形外科が異なった医療分野だったとわかったという方も多いかもしれません。整形外科は、簡単に説明すれば、骨折、捻挫、打撲、腰痛、関節痛など、骨や関節、及び筋肉を中心に扱います。それから、形成外科という分野がありますが、整形外科から独立した分野で、先天性の異常や顔面の骨折、外傷、火傷、腫瘍(しゅよう)など、体の表面の損傷や機能再建を扱います。その形成外科の一分野が、美容整形外科なのです。形成外科が体の機能を再建するのが主な目的であるのに対して、美容整形外科では、美醜、美容を扱います。

歴史的には、あるいは個別的には、外科とか整形外科、あるいは形成外科といった方が正確なのですが、ここでは、美容整形、美容整形外科という言葉で、一括りにしています。ご了承ください。

古代ギリシアや古代ローマ時代

古代ギリシアや古代ローマ時代には、すでに今日の美容整形と考えられるような事を資料の中に見ることができます。たとえば、出生時に起こった奇形や犯罪に対して体に施された刑罰、あるいは、戦争で負った傷害などを修正するための美容整形的な医療処置の描写などがあるのです。もちろん美容整形は、医療分野として、その技術の向上に対しては、絶え間ない改善が行われてきています。ただ、人々の美容整形に対する要求は、時代を経るに従い、変化してきたのは間違いありません。

変わって行く美容整形への要求

たしかに最初は、古代ギリシアや古代ローマ時代のように、喫緊のあるいは道義的な医療行為が美容整形に対して主に求められることだったのでしょう。しかし、次第に、人々は、彼ら彼女らが、最高の気分になりたいという欲求を満たす手段の一つとして、美容整形を考えたり感じたりするようになったのです。

その後、美容外科手術は、裕福な人や有名人のために用意された虚栄技術と考えられるようになりました。しかし、今日、それはもはや真実ではありません。社会において、加齢についての否定的な感覚の増大や、体重を減らすことが善なることだというプレッシャーが高まる中、美容整形手術は、それまでに増して、着実に普及し、そしてアクセシビリティも格段に向上しています。今や「美容外科での医学の進歩」は、それを望む者であれば、誰であっても、美容整形へのアクセスを可能にしているのです。

美容先進国アメリカの昔と今

かつて、いわゆる美容整形は、高齢​​女性にとっては、容姿を保つためには、仕方がないものであるというふうに考えられていました。今日では、それはもはや、年齢どころか、性別特有の関心事だとも言えなくなってきました。例えば、アメリカの例ですが、男性については、一般的に考えられているよりも多くの人が、鼻の整形をしていますし、腹のしわを除去して、皮膚を引き締める腹部の美容整形も多くの男性が経験しているのです。当然のことですが、年齢はもはや、美容整形について考える上で、重要な指標とは、考えられなくなりました。10代の若者に対しては、ほとんどの外科医が、美容整形を推奨していませんが、しかし、実際は、美容処置を施している例がかなりの数に上っているのです。そして、30代、40代になると、今度は、アンチエイジングと称した整形手術を考えるようになり、早い人では、27歳くらいには、最初の処置を受けているのです。

美容整形業界内の改革

自分自身の容姿について修復したい、改善したいという人々の欲求の増大は、美容整形の人気を高め続けています。そして、「美容整形外科分野における医療の進歩」は、美容整形人気と相まって、業界内の改革にもつながりました。多くの人々が美容整形を選択することへの心理的な垣根を低くしてきたこともあり、施術の件数が増加してきたことで、従来、かなり高額だった施術費用が、簡単な手術については、かなり少ない額で済むようになってきました。

美容整形界で行われた「美容整形手術における医学の進歩」は、手術に必要だった治癒時間(ダウンタイム)を劇的に短縮しただけでなく、関連するリスクも減少させました。これで、施術のケースにもよりますが、金曜日に美容処置を受けて、次の月曜日には、日常生活に戻ることもできるようになりました。

美容整形外科医の間の、手術の成果を上げるという営業的な競争は、サービスをより使いやすくすることにもつながりました。また、医学の進歩は、もちろん、より迅速で簡単な手術方法を編み出しましたし、それによって、患者の負担は、より少なくなっていきました。

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